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ツイッターで読んだ泣ける話に影響を受けたので。3

その2からの続きです。

結局、その日はメールを送り返すことが出来なかった。
突然すぎて何が何だかわからなかったし、女性に告白されるの自体、
2回目(しかも1回目は昔付き合っていた女の子に「よりを戻そう」といわれただけ)だったから、
経験値が圧倒的に足りなかった。その日はHPも足りてなかった。
次の日、当時仲のよかった女の子に、告白されたことを相談してみた。
もちろん、年齢だとか、出会いだとかは伏せて。
だけど、結局何も得られず、夜になっても昨日のメールを見返して一人で悶々としていると、
なおから電話がかかってきた。おかんが取ったのを2回の子機で引き継いだ。

なお「あ、もしもし、OTKOくん…」
俺「あ、もしもし」
なお「昨日はいきなりあんなメール送ってごめんね!」
俺「あー、うん、あれって本気なん?」
なお「う、うん、まぁ一応」
俺「あー、うん、あー」

正直なんて言えばいいのかわからなかった。
好きなのかどうかも。実際に出会ったのは1日だったし。
そもそもまだ冗談かもしれないって疑ってた。
自分の顔に一目惚れする要素なんてどこにもないし、
結局したことって牛丼食べに行ってゲームしただけだしね。

なお「なんだか私もよくわからないけど、でもOTKOくんがいいなあって思った。
   今日会ってみて、年の差はあるけど一緒にいて楽しいし、見てておもしろいし。
   もう一度言うね。好きです、付き合ってくれませんか」

流石に、断れなかった。なおのことは友人としては大好きだったし、
女性として、どうかはよくわからなかったけれど、たぶん気になってた。
ここまで真剣に好意を寄せられたのは初めてだったから、
精一杯答えてみようと思った、ガキなりにね。

俺「あー、うん。俺も好きだよ。こちらこそよろしくお願いします」
なお「ほんと?」
俺「うん」
なお「そっか、ありがとう。えっと、なんか恥ずかしいけど、これからよろしくね」
俺「うん、俺もめっちゃ照れる。こっちもよろしく。」

そうして、俺たちは付き合うことになった。
出会って1日、年の差10歳という、なんだか奇妙なカップルだった。
一応ネットでは、仲の良い友人達につきあい始めたことを言って、祝福して貰った。
ただ、リアルでは誰にも言わなかった。

部活はバレーボールでキャプテンをやっていたけれど、
幸運なことに、顧問の意向で日曜日は試合がない日は完全に休みだったから、
1週間に1度はなおに会いに行くことが出来た。
俺はその頃中学生で、お小遣いは月1000円という額だったから、
電車代や食事代は、ほとんどなおに出して貰うことになった。
かっこわるいと思ったけれど、それで会いに行けない方が嫌な気がした。
ただ、いつか返そうと思ってなおが払ったお金をいちいちメモして、
家の作詞帳(当時作詞にはまっていた)に記入していたけど。

それから、会えば会うほど、なおのことを好きになっていった。
なおは、俺を中学生ではなく、一人の男として扱ってくれていたと思う。
俺にとっては、なおは姉のような感じだった。
本当の姉貴とは凄く仲が悪かったから、余計に甘えた。
生徒会での悩みを相談すると、いつも真剣に考え、一緒に悩んでくれた。
彼女であり、姉であり、親友であり、本当にかけがえのない存在だった。

4月になり、部活も新入生が入ってきた。
3年生5人、2年生1人というがけっぷち(バレーボールは6人競技)だったから、
勧誘を死ぬほどやった。なおにも勧誘のアドバイスを出して貰い、
生徒会長という力を存分に用いたおかげで、16人の新入生を奪い取った。
その中に、田中(仮名)という奴がいた。
新入生の中では一番身長が高く、即レギュラー候補の一人だった。
生徒会も、最初はばらばらで、やりたい放題だったメンバーも、
新入生の加入により責任感も生まれ、まとまりが出てきた。
なにより、なおのおかげで、俺の心にこれまでなかった余裕が生まれてきた。
俺は、幸せだった。なおも、幸せだった、と思う。

(続く)
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